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SDL2019 セミファイナル審査における審査ミスについて


出展者の皆様
過日はせんだいデザインリーグ2019にご出展くださいまして、誠にありがとうございました。
本日は、大変遺憾ながら、せんだいデザインリーグ2019において、運営に不手際がございましたことをご報告いたします。
大会終了後に審査結果を確認及び、再集計したところ、1作品がセミファイナル審査で適切に審査されていなかったことが判明いたしました。以下に今回のミスの内容及び発生した経緯、これからの対応を記載し、みなさまにご報告申し上げるとともに、ここに、深くお詫び申し上げます。

1) 今回ミスが発生した経緯について
大会終了後、審査結果を再確認いたしました。すると、1作品がセミファイナル審査で適切に審査されていないことが判明いたしました。1日目の予選審査で100作品が選出され、2日目のセミファイナル審査に進んだ100作品は3つのグループに分けられます。そして、それぞれのグループの作品群に対して、審査に当たる審査員の先生方を2人ずつ割り当てることになっています。一方、審査員長は3つのグループすべての作品(予選通過100作品)を審査することになっています。つまり、通常であれば審査員の1グループと、審査員長の計、2グループに作品を審査していただくことになっていました。
ところが、今年は、セミファイナル審査で用いる資料に不備があり、1作品(作品A)が3つのグループからもれ、1作品(作品B)が重複して2つのグループの資料の表中に記載されるというミスが発生いたしました。そのため通常であれば2つのグループに審査していただくところですが、作品Aが審査員長のみ、作品Bが審査員長と2つのグループの審査の対象になっていたことが判明いたしました。

2) 各方面での対応について
今回発生した審査ミスに関して、今後どのように私共が各方面に対応して参るかを以下に記載いたします。
〇審査結果
・作品Aの作品は予選審査、巡回審査、平田審査員長に適切に審査されている。
(審査に実際に用いられたIDマップ(全作品の位置、審査する際の順路を記してある地図)および、大会終了後のキャプション(各作品のID番号や作品名が記してあるボード。審査結果を各ボードにシールを張り、一般公開している。)の写真を確認し、適切に審査されていることをすでに確認できた。)
・セリ(ファイナリストを決める最終審査)の冒頭の段階において、グループ審査で選出された作品以外に特別に入選したい作品を各審査員が選出できる時間を設けているが(審査の性質上、セミファイナルで審査の対象になっていないが、予選の段階で個人的に気に入っていた作品を議論の対象にすることを目的としている。)、その際に、特に作品Aを推薦する声が上がらなかった。(大会当日収録された音源で確認済み。)つまり、選出されるべき作品はすべてファイナリスト候補として議論の場に上がったと判断できます。
・事実上、審査をもう一度やり直す、日本一および審査結果を今から取り消すことは難しい。

以上3点から、審査は適切に進んだと判断して、SDL2019での審査結果の修正および取り消しを行わないことといたします。


〇各メディアにおける一般の方々への対応(予定)
・今回のミスの発生については、プライバシー保護の観点から、作品Aの個人情報(出展者名・作品名等)は伏せて、全メディア(FB、Twitter、公式WEBサイト、オフィシャルブック)で掲載・報告いたします。
・オフィシャルブックでもミスが発生したことを掲載いたします。しかし、出展者のプライバシーを守る目的で、重複した作品Bについては、一方を削除し、作品Aを本来審査されるべきであった、グループの作品群に追加いたします。

〇作品Aの出展者に対する対応
・SDL2019実行委員からお電話で直接今回のいきさつをご説明し、お詫びを申し上げる。(ご連絡済み)
・作品Aが本来入るべきグループであったグループのセミファイナルでの執筆を担当したアドバイザリーボードに、改めてポートフォリオをもとに審査していただき、OB内でのセミファイナルの原稿中に講評を加筆していただく。
以上の対応を取らせていただきました。


未熟な運営体制によって、せんだいデザインリーグを信頼し、出展してくださった出展者の方々及び、協力していただいた協賛企業の方々、せんだいメディアテークの方々の信頼を裏切る取り返しのつかない不祥事を起こし歴史ある大会や学生会議全体の信頼・信用を傷つけたことについて、深くお詫び申し上げます。今後、二度とこのようなミスが発生しないように、仙台建築都市学生会議一同、一丸となって、審査に不備の起きない運営システムづくり、体制の再編成、対策に取り組んで参る所存です。もう一度皆様の信頼を取り戻せる団体となるべく精進してまいります。
SDL2020では、実行委員一同、出展者の魂のこもった作品を万全の状態でお迎えし、万全の状態で審査できるよう努める所存です。大会の審査方法及び、運営の在り方について今一度厳しい目で見直し、検討して参ります。
この度は私共の重大な過失により皆様に不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。深くこの場を借りて陳謝申し上げます。何卒ご容赦賜りますよう伏してお願い申し上げます
せんだいデザインリーグ 2019 実行委員一同

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