TOP > SDL2015について

SDL(せんだいデザインリーグ)とは

「せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一決定戦」は、全国で建築を学ぶ学生の卒業設計を一堂に集め、公開審査によって日本一を決めるイベントです。第1回開催となる2003年以降、日本の第一線で活躍されている建築家の方々を審査員長・審査員にお招きし、毎年の多くの出展とともに日本最大級の卒業設計展へと成長しています。ファイナル(公開審査)会場である東北大学百周年記念会館川内萩ホールと、予選・ファイナル中継・作品展示会場であるせんだいメディアテークには、毎年、全国から訪れる建築学生をはじめとした多くの来場者が訪れます。
今年で13回目を迎える「せんだいデザインリーグ2015」も前年同様、川内萩ホールとせんだいメディアテークを会場に熱気あふれる日本一決定戦が繰り広げられることでしょう。

“Sendai Design League diploma design play off in Japan” is an event to decide No1 diploma design by open review.
From the first meeting of 2003, many famous architects active in the front line are invited as jury president and jury.
At present, it has grown to one of the biggest diploma design exhibitions with many diploma works every year.
Many visitors come from all parts of Japan in Sendai mediatheque which is a place of elimination round, exhibition site and Tohoku university centennial hall “kawauchi hagi hall” which is a place of final review.
Sendai Design League 2015 which is the 13th year will be filled with excitement as same as last year.

今年度のテーマ「建築が響く」

卒業設計は、建築学生にとってそれまでの人生の集大成であり、その後の人生の出発点になると聞きます。出展者の皆さまには、人生をも定め得るその強い思想を本大会で解放してほしいと思います。せんだいデザインリーグは日本一決定戦と銘打っていますが、その奥にある真意は、ここ仙台が、全国から集まった建築学生が刺激を与え合う場になること。そして、ここで生まれた議論が会場のみならず、様々なメディアを通してあらゆる方向へと、時には「建築」という枠を乗り越えて伝播していくことだと考えます。

【響く】という言葉には、音や声が反響したり共振してはっきりと聞こえる。 世間に広く伝わる。とどろく。という意味があります。
私たち実行委員会は、せんだいデザインリーグ2015が出展者や審査員、来場者の強い意志がぶつかり合い、建築が持つ無限の可能性が世界へと響いていく原点になることを願っています。


せんだいデザインリーグ2015卒業設計日本一決定戦
実行委員長 川崎光克

大会コンセプト

「公平性」
   学校の枠や師弟の影響を超えて、応募した学生の誰もが平等に立てる大きなプラットフォーム(舞台) を用意すること。

    • 学校推薦/ 出展料不要
    • 学生による大会運営

「公開性」
   誰もが見ることができる公開の場で審査すること。

    • 広く市民に開かれた場での審査
    • 書籍、展覧会(メディアミックス)による審査記録を含む大会記録の公開/アーカイブ化

「求心性」
   卒業設計大会のシンボルとなるような、誰もが認める建築デザインの拠点となりうる会場を選ぶこと。

    • せんだいメディアテークでの開催
    • 世界的に活躍する第一線級の審査員

日時・場所

ファイナル(公開審査)
  2015年3月1日(日) 15:00-20:00
  東北大学百周年記念会館川内萩ホール
  公式HP:http://www.bureau.tohoku.ac.jp/hagihall/

  ■座席指定券について

    • 東北大学百周年記念会館川内萩ホールでファイナルを観覧する際には、公開審査会場の座席指定券が必要となります。
    • 座席数は1000席程度です。
    • 座席指定券はファイナル当日の朝9:00より、萩ホール1Fエントランスにて配布を行います。

  ■注意事項

    • 車での来場はできません。公共交通機関をご利用ください。
    • 座席数には限りがあります。座席指定券の配布は席が埋まり次第終了となりますので、ご了承ください。
    • 席指定券はお一人様につき一枚のみ配布します。どのような理由でも、その場にいない方の分はお渡しできません。
    • 会場付近にはコンビニやトイレがございません。予めご了承ください。





中継
  ファイナル(公開審査)の模様は、作品展示会場であるせんだいメディアテークにおいても中継映像を観覧することができます。
  観覧会場:せんだいメディアテーク1Fオープンスクエア、7Fスタジオシアターほか
  ※観覧についての詳細は、後日、大会HPにてご案内します。

作品展示
  2015年3月1日(日)‐6日(金) 10:00‐19:00
  (初日は9:00開場、最終日は15:00まで)
  せんだいメディアテーク5Fギャラリー3300/6Fギャラリー4200
  公式HP:http://www.smt.jp/





審査員

審査員長

写真 阿部仁史先生 (Web).png

      ©Shunichi Atsumi

阿 部 仁 史
UCLA 芸術.建築学部 都市・建築学科 チェアマン
UCLA Paul I.and Hisako Terasaki 日本研究センター所長

Professor and Chair, Department of Architecture and Urban Design, School of Arts and Architecture, UCLA
Director, Paul I. and Hisako Terasaki Center for Japanese Studies, UCLA

1962年 宮城県生まれ
1985年 東北大学工学部建築学科卒業
1989年 SCI-Arc M-ARK3課程修了
1988-92年 Coop Himmelblau勤務
1992年 阿部仁史アトリエ開設
1993年 東北大学工学研究科建築学専攻博士課程後期修了 博士(工学)取得
1994-98年 東北工業大学建築学科講師
1998-02年 同大学 助教授
2002-07年 東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 教授
2007年- UCLA 芸術.建築学部 都市・建築学科 チェアマン
2010年- UCLA Paul I.and Hisako Terasaki 日本研究センター所長

審査員

写真 山梨知彦先生 (Web).png

山 梨 知 彦
株式会社日建設計
執行役員、設計部門代表

Executive Officer
Principal, Architectural Design Department
NIKKEN SEKKEI LTD

1984年 東京芸術大学建築科卒業
1986年 東京大学大学院修了 日建設計に入社
現在、執行役員、設計部門代表。建築設計の実務を通してBIMやデジタルデザインの実践を行っている。

写真 中山英之先生 (Web).png

中 山 英 之
中山英之建築設計事務所
東京藝術大学准教授

Hideyuki Nakayama Architecture
Tokyo University of the Arts / associate professor

1972年 福岡県生まれ
1998年 東京藝術大学建築学科卒業
2000年 同大学大学院美術研究科建築学専攻修士課程修了、伊東豊雄建築設計事務所入所、「Bruges 2000 Pavillion」、「まつもと市民芸術館」、「多摩美術大学図書館」等を担当。
2007年 中山英之建築設計事務所設立
2014年- 東京藝術大学美術学部建築科准教授

写真 松岡恭子 (Web).png

松 岡 恭 子
スピングラス・アーキテクツ主宰
NPO法人福岡建築ファウンデーション理事長

Principal of Spinglass Architects
Chief Director of Fukuoka Architecture Foundation

1964年 福岡県生まれ
1987年 九州大学工学部建築学科卒業
1990年 東京都立大学大学院修士課程修了
1991年 コロンビア大学大学院建築学部修士課程修了
1992年 マツオカ・ワン・アーキテクツ、ニューヨークに設立
2002年 株式会社スピングラス・アーキテクツに改称
2007-13年 東京電機大学未来科学部建築学科准教授
2012年 NPO法人福岡建築ファウンデーション設立

写真 五十嵐太郎先生 (Web).png

五 十 嵐 太 郎
建築史・建築批評家
東北大学大学院教授

Architectural Historian and Architectural Critic
Professor Tohoku University

1967年 パリ生まれ
1992年 東京大学大学院修士課程修了 博士(工学)
現在、東北大学大学院教授。せんだいスクール・オブ・デザイン教員を兼任。
あいちトリエンナーレ2013芸術監督、第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館コミッシ ョナー、「戦後日本住宅伝説」展(埼玉県立近代美術館他巡回)の監修、「311以降の建築」展(金沢21 世紀美術館)のゲストキュレータを務める。第64回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

司会・コメンテーター

司会
本 江 正 茂(東北大学大学院准教授)

コメンテーター
中 田 千 彦(宮城大学准教授)
宮 内 義 孝(SDL2004ファイナリスト)

審査過程

予選
2015年2月28日(土)
会場:せんだいメディアテーク5Fギャラリー3300/6Fギャラリー4200

セミファイナル
2015年3月1日(日)
会場:せんだいメディアテーク5Fギャラリー3300/6Fギャラリー4200

ファイナル(公開審査)
2015年3月1日(日)
会場:東北大学百周年記念会館川内萩ホール

審査過程1.png

審査過程2.png

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全作品を対象に投票方式の審査を行い、その結果をもとにセミファイナル進出の100作品を選出。
※予選は非公開となります。

100作品を対象に投票による審査を行い、ディスカッションを経てファイナル(公開審査)進出10作品を選出。

ファイナリスト10組によるプレゼンテーション、審査員とファイナリストのディスカッションを経て日本一を決定。

日本一,二,三
日本一 1点 [盾、賞状、賞金10万円、副賞 ハーマンミラーMirra2(ターコイズ)(株式会社庄文堂より提供)]
日本二 1点 [盾、賞状、賞金5万円]
日本三 1点 [盾、賞状、賞金3万円]


特別賞
2点 [賞状]


卒業設計にみる自然環境と建築のこれから
 -第3回国連防災世界会議仙台開催実行委員会会長賞 公開レビュー及び表彰式-

第3回国連防災世界会議仙台開催実行委員会会長賞 最優秀賞 1点[盾、賞状]
第3回国連防災世界会議仙台開催実行委員会会長賞      4点[賞状]
以下それぞれ最優秀賞、会長賞とする
※SDL2015予選審査時に会長賞受賞候補作品を決定、3月2日(月)に行われる公開レビューにより最優秀賞、会長賞を決定。